トトロ&PERCH 日記

トトロ自身のライブ情報や近況報告、PERCHの活動状況などをブログにしていきます。

存在の詩 ライブ in ララカフェ(宇都宮)

 

ここに1枚の画像がある


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いずれ伝説になるであろう『この1枚の画像』が運ぶ命を変えた。

 

2018年9月13日に埼玉で開催された『AKIRA歌のれん分けシンガー秘伝合宿』

 

この合宿にAKIRA兄さんを知って間もない二人が参加していた。

 

それが俺と、右端でピースサインを作っている侑子(以後ゆうと記載)だった。

 

その日喋ったのは1度だけ

 

みんなで昼飯を食べに行った帰り道、廃墟のように倒れかかった家を見て、俺がゆうに冗談を言っただけ。

 

翌日Facebookでは繋がったものの、特にどうという関係ではなかった。

 

 

Facebook上では互いの投稿にコメントし合う程度の仲。

 

そんなある日、俺のライブかなんかの投稿にゆうが、『来年はトトロさんと歌ってる姿が見える』みたいなコメントをしてきた。

 

時事系列ははっきり覚えてないが、その辺から一気にバタバタし始めた。

 

実はゆうは昨年末に離婚していた。

 

それが原因で引っ越しを余儀なくされたのだが行くあてがない。

 

そんなとき俺が『宇都宮は日本一子育てしやすい町』みたいな記事を見たので、それをゆうにシェアした。

 

候補にいれときます‼なんて、軽い会話で終わった話だったが

 

それ以外の候補が実母のいる岡山くらいしか無かった。

 

しかし岡山は実母が単身赴任している場所で、仮に引っ越しても実母はいずれ関東に帰ってしまう。

 

すったもんだしている内に時は過ぎ、とりあえず宇都宮を見に来たらどうか?という話になり

 

ゆうが『どうせいくならトトロさんのライブが聴きたい』というので

 

じゃあやってやろうじゃないか、と

 

2月10日にララカフェでライブをやることになり、ゆうはその日に合わせて宇都宮に来ることになった。

 

 

 

 

トトロAKIRA歌のれん分けライブ

in ララカフェ(宇都宮)

 

 

①光のこどもたち

人は大人になるにつれて、退化していく

無限の可能性を秘めていた光のこどもたちは『糞つまらない大人』に成り下がる。

愛という牢屋にこどもを閉じ込め自由を奪う。まるで自分がそうされてきた腹いせのように。愛とは縛るものではないのだ。大人たちよ、もう一度光のこどもに戻れ。

 

②勇者の石

ライブの参加者の礼子ちゃんは筋金入りの勇者だ。


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病名だけで20以上持ち合わせている彼女に俺は勇気をもらった。

 

③ソウルメイト

俺は宿曜占星術も操る。そんな宿曜で運命の相手と言われている『業胎』の関係はまさにソウルメイトと言っていいだろう。しかし勘違いしないで欲しい。ソウルメイトの行く末はハッピーエンドばかりではない。魂を成長させるために出会う二人は悲しみや苦しみをもたらすことも少なくないのだ。

 

④大丈夫マイフレンド

ここから俺のママ友の過去の話を匿名で紹介しながら歌を進めた。1人目は不妊に悩んでいた若いママの話。ジャンクフードに魅了された若かりし頃、生理不順や女性特有の病気に見舞われたりしながらやっとのことで妊娠し出産、しかし出産直後夫の浮気を原因に離婚。それでも子供を守りながら必死に生きている彼女に歌を捧げる。

 

⑤コトバノナイフ

虐待や言葉の暴力、色んな経験から愛着障害や依存症に苦しんだママ友がいた。仕事のリタイヤ、結婚生活のリタイヤなどを乗り越え、今は誰かのために日々頑張っている彼女にはコトバノナイフを捧げた。

 

⑥Move Move

結婚を気に転勤族になった彼女は10年の内に10回近く引っ越しを余儀なくされた。

その土地その土地であらたな出会いを作り、また離れ、それでもやりたいことを貫いている彼女を見てると勇気がもらえる。今は北海道にすんでいる彼女にはMove Moveで激励する。

 

⑦小さな小さなHERO

ママ友がたくさんいると多くの方が不妊や流産という悲しみを隠して生きているという事実を知った。俺の妻も1年の内に3人お腹の赤ちゃんが天国に旅立っている。

そんなママ達を少しでも楽にしたいと侍魂の曲を心から歌い上げた。

 

⑧家族

アドラーや子育てセミナー、志塾を開催している鈴木みのる先生の家族の話は壮絶だ。

昨年6月に俺が見た彼の土下座は頭から消えることはない。家族とは間近で魂を成長させてくれる貴重な存在である。親を許すとき、それは自分を許すときだと師匠は言う。

 

⑨それはあなたの人生

予定していた曲数が時間の関係で歌いきれないと判断しカットし始まる。

本来はカラオケCDで歌うのだが、ピアノでこの曲をひけるゆうがいたので即興で合わせた。ゆうのピアノは天才的だ。


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⑩destiny

運命。不幸は魂のギフト。不運は勇者の証。

綺麗事に聞こえるかも知れないが、違う。

本当に苦しんだ人間は強くなれる。

死にたいと本気で思い詰めた夜があった人は生きる喜びを知る。乗り越えた壁は砦になるのだ。

 

 

⑪存在の詩

この詩が歌いたくて仕方なかった。

音源も何もない。アカペラだ。

この詩を歌っているときの俺の魂は肉体から離れる。自分の存在とは何かを空から見つめる。生命が誕生してから、何兆以上の命が死を迎え旅立ち、誰一人答えが出せないままだった『存在の意味』。何のために生まれ何のために死ぬのか。

永遠に終わらない問いかけにロマンは存在する。

 

⑫puzzle

会場に来てくれたみんなは、今日という日を組み立てる重要なpuzzleだった。

この出会いは必然だった。

当たり前の反対は『ありがとう』

奇跡は肌で感じない場所で日常的に起きている。

そのありがたみを忘れないで欲しい。

 

 

 

 

 

話を戻そう。

 

9月13日に必然の出会いを果たしていた二人は2月10日に再会した。

 


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正直、まだゆうが宇都宮に来るかわからない。

 

前途多難であり、どちらかと言えば絶望的である。

 

宇都宮滞在2日目の午前中、ゆうが二荒山神社に行きたいと言うので連れていった。

 

内容は聞いてないが彼女は何かを祈っていた。

 

そのあと不動産屋に賃貸を見に行ったが、引っ越すには条件的に絶望的であることを知った。

 

それは宇都宮に限らずである。

 

少しトーンダウンしたゆうを俺はある場所に連れていった。

 

松が峰教会である。

 

幻想的な教会の中でもう一度祈った。

 

俺も祈った。

 

引っ越しがどうのこうのではない。

 

ゆうが自分の意思で生きていけること。

 

他人に支配されないで生きていけることを祈った。

 

 

神社で祈り、教会で祈ることを邪道と言うならば、俺はそんなことは糞くらえだ

 

神様や仏様はそれを許さないようなお方ではない。

 

彼等の存在はそこにはないのだから。

  

 

人は常に存在を求める。

 

目に見えるもの、温もり。

 

本当の存在はそこにはない。

 

今まで散っていった命、全てが今の自分に宿る

 

誰1人、何1つ欠けて成立するものは無かった。

 

結果論。

 

そう。どんな結果になってもいい。

 

自分らしく生きたことに誇りをもてればそれでいい。

 

お前の存在は、どこにいても変わらないのだから。

 

 

 

ライブに来てくれたみんなの

 

その存在に救われた。

 

自分の意思で集まった連中は宝物だ。

 

輝いていた。

 

また来て欲しい。

 

ゆうもみんなも、また会おう♪


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